親に出来るようになったことを見せる子
今日は母とご飯の予定だ。昨日妹が熱を出したからいけない、という連絡が来た。
けど熱もなく元気みたいなので予定通りご飯だ。
いつもは迎えに来てもらうか、電車で向かうかしていたが今回は違う。
成長。
母の家まで車で向かうことにした。
母は心配していたので、大丈夫頑張る、と気を付けて向かうことにした。
初めての道なので携帯のマップを頼りにアクセルを踏み込んだ。
おいおいおいおい、このマップ嘘っぱちか。
高速乗らないって選択したじゃん。約束したじゃん。
なんで僕高速走ってるの。なんで料金所でお金払ってんの。
料金所のおじいさんは優しかった。
どうでもいいわ、予定なら会うはずもないおじさんだったんだ。
高速を降りるとすぐ着くことができた。
母も早さに驚いていた。とりあえず大学の頃に書いた卒業論文を渡した。
僕の論文のテーマは「料理」「家族」だったので、読んでもらいたかった。
昼過ぎに着いてイオンで昼食をとった。うまうまグツグツパスタ。
このタイミングでいろんなことを話した。これまでの事から近況まで。
吐き出すことが僕にとって大切で、すっきりした。妹はいつも通りで元気だった。
イオン内の本屋や電気屋でほしいものを買ってニコアンドカフェへ。
あ、そういえば。みたいな思い出して話したり、口が酷使された。
あっという間に帰る時間になったけど、スッとしている。
なにか落ち着いている。やっぱりいいな。
新社会人になっての初任給でご飯を食べさせたいと約束をして手をパンパン。
帰りはナビを鬼のような顔で睨めつけて高速に乗ることなく帰宅。
母は僕の運転している姿を初めて見て喜んでいた。
僕も見せることができて喜んでいた。
次はどんな姿を見せよう。